今回の会場は、商工会議所内のホールでしたが、円卓がきれいに並べられた上品なレイアウトで、まるで高級ホテルのようでした。
　会場担当の方はとても協力的で、音響操作のタイミングも素晴らしく、安心して演技に集中出来ました。

　今回の構成は、どうしてもそのカードを選んでしまうという“強制選択マジック”、いじめや失敗に真剣に向き合ってきた物語演技“JACK12のストーリーマジック”、そして日本代表戦に選出されたオリジナルマジック“桜マジック”の3本立てでお届けしました。

　“強制選択マジック”は、12枚のカードの中からお客様に1枚を選んでいただきますが、選ばなかった11枚は白紙のカードなのに、選んだ1枚だけが、企業名入りのメッセージカードである、というもの。
　社長様にご登壇いただいてお手伝いしてもらいましたが、社長自身が企業名メッセージカードを引き当てたということで、会場がとても盛り上がりました。

　“JACK12のストーリーマジック”は、才能のなかった私が努力して成長する様子や、人と人との繋がりを持てるようになる様子を、短いロープが伸びて長くなり、そして繋がって輪っかになる、というようなマジックで表現する演技です。
「感動した」
と、後で言っていただいた方もいました。このストーリーマジックでは、しんみりとした雰囲気になっていただける方が多いです。

　最後の“桜マジック”が、実はクライアント様に最初に興味を持っていただいた演技です。
　この日のお客様は、65名中20名ほどが海外からのゲストの方で、日本語が得意ではなくてもわかるような演技で、日本らしさを表現してほしい、というご希望だと解釈して演じました。
　桜の木の枝に見立てたウォンドと、桜の花びらに見立てたカードが、出現したり消失したりするマジックを音楽に乗せたサイレント演技でお届けするのが、私の“桜マジック”です。
　
　演技終了後には、ステージを降りたところで社長様から手を差し伸べられ、固い握手をしていただくなど、喜んでいただけたことがよく伝わってきました。
　この度は、出演機会をいただきまして、ありがとうございました。