福岡市の建築系の企業様が、原鶴温泉で忘年会を行うということで、地元マジシャンとしておもてなしさせていただきました。
　お客様は20名様ほどで、40代以上の男性の方が多く、温泉上がりの浴衣姿で、お食事を楽しんでおられる場でマジックをお届けしました。

　まず、最初の出番は、乾杯前の1ネタということだったので、固い雰囲気を和やかにする意味合いもあり、お客様が固く結んだハンカチを解くというマジックをお届けしました。
　その演技が好評だったこともありますが、演技と並行して行った地元朝倉市のPRも評判が良く、スムーズに乾杯が盛り上がった様子でした。

　それから一度控室に下がり、20分後に再出演しましたが、わずか20分とは思えないほどにお酒が進んだようで、再登場の際には手拍子で廣木！廣木！と、雰囲気の出来上がった状態での演技スタートとなりました。
　今回お楽しみいただいたのは、カレンダーの中からお客様が選んだ日を当てる「出勤日の予言」、布と同じ色に1枚ずつ変化する「8枚カードの漸進的カラーチェンジ」、未開封のトランプの箱の中でお客様がイメージした1枚だけが裏返る「念力反転のカード」など、いずれも僕のオリジナル手順のマジックです。
　僕は距離感の近いクロースアップマジックが得意なこともあり、サロンマジックと言っても、ステージ上ではなくお客様に近い距離で、マジックをお届けしました。
　会場を移動しながら、参加していただいたり手を貸していただいたりしながら演技を進めましたが、それが大変好評な様子でした。
　演技終了を告げようとすると、食い気味に「アンコール！」と手拍子が響いたので、さらに3人にお手伝いいただき、触ることはできるけど見ることはできない「逆拡張現実のシルク」を体感していただきました。

　そこで演技は終了となり、名残惜しそうな皆様の表情を嬉しく寂しく思いながら控室に戻りましたが、最後にまたお呼びがかかり、
「締めの挨拶をお願いします！」
と、拍手で3回目の登場を迎えていただきました。

　今回は、社員旅行で朝倉市にお越しの企業の皆様をおもてなしさせていただきました。
　社員旅行での余興も、地元マジシャンのおもてなしも、いつでもご利用いただけると嬉しく思います。
　素敵な建築系の皆様の宴会で出演できたことを光栄に思います。
　ありがとうございました。