熊本県熊本市の小学校のグラウンドで参加型マジックショー
2024年11月17日(日)
熊本県熊本市の小学校にて、チェリーさんがグラウンドで参加型マジックショーをお届けしました。
ご依頼主は小学校のPTA会長様で、秋祭りの余興としてご利用いただきました。
チェリーさんのレポート
今回は、小学校のグラウンドで行われた屋外イベントでマジックをさせていただきました。縦1m×横6m×高さ15cmほどのステージが設置され、後方にはバンドの機材、周囲には露店が並ぶ、にぎやかな雰囲気の会場でした。観客は約100名で、男女比はほぼ半々。そのうち3〜4割ほどが子どもたちで、開放的な空間ならではの、少し自由な空気感が広がっていました。
演目が始まる前、ステージ近くに集まってきた子どもたちに向けて、トランプの色が一瞬で変わるマジックを披露しました。目の前で起こる変化に、子どもたちから思わず声が上がり、それまで何となく散らばっていた視線が、自然とステージへと集まっていくのを感じました。このひとつのマジックをきっかけに、会場全体の空気がショーに向かって整っていきました。
今回の構成は、お客様参加型の演目を多めに取り入れました。中でも、子どもがイスに座ったまま宙に浮き、その下から支えを外すチェアサスペンションでは、梯子を外した瞬間、その子の友達が「えーっ!」と声を上げ、周囲の大人たちも思わず身を乗り出して見守っていました。驚きと同時に笑顔が広がり、会場全体が和やかな一体感に包まれました。
ショーの最後には、参加型の剣刺しイリュージョンを行いました。演目が始まる頃から小雨が降り始めましたが、選ばれた男の子が箱に入ると、遠くにいた観客も足を止め、静かに様子を見守る空気に変わっていきました。箱に次々と剣が刺されるたびに緊張感が高まり、男の子の姿が消えた瞬間には、会場が一瞬静まり返りました。その直後、無事に男の子が再び現れると、大きな拍手が自然と湧き起こりました。
天候は万全とは言えませんでしたが、子どもたちを中心に、会場全体がひとつになって楽しんでいただけた現場だったと感じています。屋外ならではの距離感と空気を大切にしながら、最後まで温かく見守ってくださった皆さまに、心より感謝いたします。
この記事を書いた見習いトランスレーター
ひより
言葉で人の心を照らしたいフリーライター。取材や日々の気づきを文章にし、誰かの記憶の片隅でそっと灯るような物語を書いています。
見習いトランスレーターとは:マジシャンに取材して、一般人にもわかりやすいようにAIを使って文章化する。マジシャンの表現を文章に変換する専門家の見習い。


