今回は、家電製造の企業が同グループの優秀な社員を全国から集め、表彰するイベントでマジックショーをお届けいたしました。
　社員の方々は、北は仙台、南は福岡まで、合計60名ほど、全国からお集まりになっていました。
　会場は、老舗旅館の宴会場のような雰囲気で、正方形のテーブルが5卓並んでおり、皆様がお食事やお酒を楽しんでおられました。

　立食の懇親会ということでしたが、経験的に立食パーティではお食事に集中されるお客様が多く、マジックに注目されないケースが多かったので、その状況でも観やすいように、テンポ良く現象が起こる演技構成でお届けする予定でした。
　しかし、登場してみると、過去の経験とは違って、嬉しいことに全ての方が私に注目し、集中して観てくださっていたので、急遽その状況に合わせたしっとりテンポ構成に変更して、全員を巻き込む形で演技をお届けしました。
　金属の輪っかが繋がったり外れたりするマジックや、木製のテーブルが浮遊するマジックなどをお楽しみいただきました。

　印象的だったのは、お客様が着けている腕時計の下にコインが瞬間移動で挟まるマジックと、皆様がビールを飲んでおられるのを見てアドリブで演じた、ビールの空き缶が新品の状態に復活するマジックです。
　身近なものを使ったマジックは、より不思議さが大きい様子で、会場もザワザワしていました。
　コインが腕時計の下に挟まるマジックでは
「本当に気づいていないの？」「グルなのか？」
といった声も聞こえてきました。
　このマジックは本当に強いインパクトがあったようで、演技終了後には、沢山の方から質問攻めに遭うほどでした。

　締めの挨拶のときには、まさかの全員からアンコールの声をいただき、お客様が自由に選んだ動物がイラストで出現するマジックを行い、ショーを終了しました。

　また、クライアント様には、お食事も準備していただいたり、とても良くしていただきました。
　この度はありがとうございました。