岐阜県の出張マジックショー

　岐阜県は本州のほぼ中央に位置し、地形の変化に富んでいる内陸県です。
　飛騨高山と呼ばれる、飛騨地方の中心部にある高山市は江戸時代以来の城下町・商家町の姿が保全されておりその景観から「飛騨の小京都」と呼ばれています。
　日本国内外問わず観光客が多く訪れる高山は、観光人力車の元祖です。

　サルをモチーフとした人形、郷土工芸品である「さるぼぼ」は、赤く真ん丸な顔ととがった手足に黒い頭巾と腹当て、ちゃんちゃんこを羽織っているのが特徴のお守りとして親しまれています。
　さるぼぼの由来は猿に飛騨弁で赤ちゃんを指す「ぼぼ」で猿の赤ん坊という意味。
　全国的にはあまり馴染みがありませんが、飛騨高山では地域の産物ものとして、キーホルダーやぬいぐるみなどにもなっています。

　そんな高山のほかにも、岐阜県には美しい景観として知られているところがあります。
　世界文化遺産に登録されている白川郷の合掌造り集落です。
　白川村は山々に囲まれた農山村で、夏は過ごしやすい反面、冬は一面雪に覆われます。
　積雪が多い白川郷に適しているのが「合掌造り」という日本独自の建築様式。
　木の梁を山形に組み合わせるその形が、外から見た時に掌を合わせたように見えることから、そう呼ばれるようになったと言われています。
　そして白川郷の周辺には温泉がたくさんあり、美肌効果の期待できる源泉かけ流し温泉や、白山国立公園大白川園地にある天然露天風呂など、白川郷を散策した後にゆったりと身体を温められると人気です。

　そんな岐阜県ですが、実はマジック業界には縁のある土地なのです。